「グッモーエビアン!」公開中
2013.01.08
現在発売中の「poroco」1月号にて
公開中の映画「グッモーエビアン!」のキャンペーンで来札された
麻生久美子さん、大泉洋さんのインタビューを担当させていただいた。
大泉さんのインタビューはかなり久々の二度目で、麻生さんとは初対面。
非常にタイトなスケジュールで、倍速の早口で質問した。
麻生さんは女優然としたところがなく、自然体で話される方で、
ああ、「好感度が高い」っていうのは、こういう人のことを指して
使われる言葉なんだろうな、と思った。
(女優さんでそう思ったのは、桃井かおりさん以来です)
作品の詳細に関しては、ぜひ誌面をご覧ください。
(c)2012「グッモーエビアン!」製作委員会 ※画像転載禁止
ショウゲート配給
札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌ほかで公開中
公式サイト=http://gme-movie.com/
ひとことで言うと、大泉洋のキャラクターの「いいところ」を、すべて使いきった作品である。
登場しょっぱな、白目を剥いて倒れるシーンがあるのだが、
通常、完全な白目になった人間というのは気持ち悪いものなのに、
まったく気持ち悪さを感じさせない、「完璧な白目」であるところに
コメディー適性が高い大泉の実力が感じられた。
これまで私が観た大泉のベストアクトは、三谷幸喜「ベッジ・パードン」の舞台だったのだが
本作のヤグ役は、それに勝るとも劣らない適役。
そして、麻生久美子の娘役を演じた三吉彩花については
2013年のブレイクが予想される若手女優。今後に注目あれ。
ひと口に家族と言っても、いろんなカタチがある。
ああ、こんな家族もアリだなあ と思える、そんな映画。
「グッモーエビアン!」
12月8日 公開
2012年日本ショウゲート1時間46分
山本透監督・共同脚本
麻生久美子、大泉洋、三吉彩花ほか 出演
WORD WORK 矢代真紀(やしろまき)
1968年、稚内生まれ、札幌在住の映画ライター。
編集プロダクション兼出版社に12年間勤務し、2001年に独立。
これまで23年間札幌の試写室に通い、作品紹介やインタビュー原稿を執筆。