映画のミカタ

「グッモーエビアン!」公開中

現在発売中の「poroco」1月号にて

公開中の映画「グッモーエビアン!」のキャンペーンで来札された

麻生久美子さん、大泉洋さんのインタビューを担当させていただいた。

 

大泉さんのインタビューはかなり久々の二度目で、麻生さんとは初対面。

非常にタイトなスケジュールで、倍速の早口で質問した。

 

麻生さんは女優然としたところがなく、自然体で話される方で、

ああ、「好感度が高い」っていうのは、こういう人のことを指して

使われる言葉なんだろうな、と思った。

(女優さんでそう思ったのは、桃井かおりさん以来です)

 

作品の詳細に関しては、ぜひ誌面をご覧ください。

(c)2012「グッモーエビアン!」製作委員会 ※画像転載禁止

ショウゲート配給

札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌ほかで公開中

公式サイト=http://gme-movie.com/

 

ひとことで言うと、大泉洋のキャラクターの「いいところ」を、すべて使いきった作品である。

 

登場しょっぱな、白目を剥いて倒れるシーンがあるのだが、

通常、完全な白目になった人間というのは気持ち悪いものなのに、

まったく気持ち悪さを感じさせない、「完璧な白目」であるところに

コメディー適性が高い大泉の実力が感じられた。

 

これまで私が観た大泉のベストアクトは、三谷幸喜「ベッジ・パードン」の舞台だったのだが

本作のヤグ役は、それに勝るとも劣らない適役。

そして、麻生久美子の娘役を演じた三吉彩花については

2013年のブレイクが予想される若手女優。今後に注目あれ。

 

ひと口に家族と言っても、いろんなカタチがある。

ああ、こんな家族もアリだなあ と思える、そんな映画。

「グッモーエビアン!」

12月8日 公開

2012年日本ショウゲート1時間46分

山本透監督・共同脚本

麻生久美子、大泉洋、三吉彩花ほか 出演

矢代真紀

WORD WORK  矢代真紀(やしろまき)

1968年、稚内生まれ、札幌在住の映画ライター。
編集プロダクション兼出版社に12年間勤務し、2001年に独立。
これまで23年間札幌の試写室に通い、作品紹介やインタビュー原稿を執筆。