さちさきインタビュー

月光グリーン

念願のRISING SUN ROCK FESTIVAL
そして秋には3都市ワンマンライブツアー

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 開催まであと少しと迫ったRISING SUN ROCK FESTIVAL2012。そのトップバッターに抜擢されたのが地元・札幌のバンド、月光グリーンだ。念願のライジング初出演、そして射止めたオープニングアーティストの大役にメンバーそれぞれがこう語ってくれた。

「春にアルバムが出て、全国ツアーや地元でのライブを経てライジングサン、といい流れの中で出られるだけに、月光グリーンを知らない人たちにも注目されるようなステージにしたい。PAさんがいつも俺たちのライブを担当してくれる方なので心強いです」(テツヤ)

「初期の頃から観客として観続けてきた憧れの舞台。地元ではあるけれどアウェイ感は覚悟して、それに打ち勝つ精神力で、来てくれた人も自分も楽しめるライブをやりたい。他のバンドのステージはまだ始まってないので、一番のライバルは物販ブースです!」(チュウ)

「ひとつの目標でもあったので、嬉しいと同時に俺たちでいいのかなという気持ちもある。でも、そこはもうポジティブにチャンスだと考えてやるしかない」(ミツヒコ)

「とにかくライジングサンを楽しみたい。そのためにも、月光グリーンとしての枠は自分たちをしっかり見せて、あとはいちファンとしてフェスを満喫したいです」(シンイチ)

東京・大阪・札幌でのワンマンライブも決定!

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 今年は3rdアルバム「APOLLO 11」を3月にリリースし、それを引っさげて回った全国ツアーでは、多くを学んだという。ライジングサンのあとには、東京と大阪、そして地元札幌でのワンマンライブも決定した。「全国ツアーでの経験は本当に大きかった。全国的な自分たちの立ち位置を客観的に見れたし、対バンのバンドのパフォーマンスからも刺激をたくさん受けました。それを今度は地元でのライブや全国ツアーにフィードバックしていけたらと思います」と意欲満々だ。

 月光グリーンは、まぎれもなく「ライブバンド」だろう。CDの中には収まり切らない魂揺さぶる激情は、生の音、そしてライブという共有空間の中でなければ伝わり切らない。「ライジングサンには普段は俺たちのライブに足を運ばない客層も観にきている。そういう人たちをも巻き込んで楽しんでもらって、次はワンマンライブに来てもらいたい」と彼らは語る。

 当コラムのタイトルにもなっている「おとだま」とは、実は彼らのようなアーティストたちの「音」の「魂」を伝えたいと願ってつけた言葉だ。私にとっても月光グリーンは「おとだま」を伝えてくれる大好きなバンドだけに、ライジングサン、そしてワンマンツアーを経てさらなる変化を見せる彼らの今後がとても楽しみだ。

月光グリーン

テツヤ(ボーカル&ギター)、ミツヒコ(ギター&コーラス)、シンイチ(ベース&コーラス)、チュウ(ドラム&コーラス)の4人組ロックバンド。札幌を拠点に活動中。クリエイティブオフィスキューに所属。http://www.g-green.jp/

【NEW ALBUM】

「APOLLO 11」2500円

3年ぶりのリリースとなる3rdアルバム。ELLEGARDENを手掛けたホリエアキラをプロデューサーに迎え、新旧とりまぜたロック色の強い全11曲を収録。

【ライブ情報】

【月光グリーン LIVE TOUR 2012】

■9/29  大阪:大阪AVENUE A ローソンチケット Lコード:56547

■10/3 東京:渋谷 O-NEST ローソンチケット Lコード:79179

■10/7 札幌:cube garden ローソンチケット Lコード:12112
前売り2800円(1ドリンク別途500円) 問い合わせ:cube garde:011-210-9500

高島ユカ

高島ユカ(たかしまゆか)

浦河町生まれ、札幌在住のフリーライター。
人物インタビュー、ルポ、企業やお店の紹介記事からおもしろ企画まで幅広く手がけます。